暗号資産とは何が革命的なのか?
暗号資産とは何が革命的なのか?といえば、下記の2つがあります。
▼暗号資産が革命的なポイント2つ
- 1.誰もがお金を作り出すことができる
- 2.お金をプログラムすることができる。
このページでは、暗号資産の革命性について、初心者でもわかりやすいようにゼロから順番に解説をしていきますね。
まず最初にお金の仕組みからお話しして、その後に暗号資産(仮想通貨)について解説をおこないます。
よろしくお願いいたします。
お金とは複製(コピー)できない数値データの事です。
一般的に、僕たちが普段から利用しているお金のタイプには3種類(貨幣・紙幣・銀行預金)があります。
その中でも、最も多くのボリュームを占めるのが3つ目の【銀行預金】ですよね。
この、銀行預金というのは一体何なのか?
分かりますでしょうか?
銀行預金と言うのは、僕たちの銀行通帳を見れば数字(預金金額)が書いてあります。しかし、それは単に銀行のサーバーに記録されている数値データ(記録)でしかありません。
つまり、お金と言うのは本質的には単なる、銀行のサーバーに記録されている数値データなのです。
ですから、最高に頭のいい天才的なハッカーが銀行をハッキングすれば、いくらでも銀行預金にお金を作り出すことが出来ますよね?
なぜなら、お金と言うのは単なる数値データだからです。
とは言え、セキュリティは頑強です
とは言え、銀行のサーバーというのはそんなに簡単にデータを書き換えられないように、非常に強力なセキュリティにより守られています。
ですから、銀行は毎日ハッキングをしてくる海外・国内のハッカーと電子空間でバトルを繰り広げていますし、基本的には僕たちの銀行預金は非常に高いセキュリティで安全に保管されています。
この、”誰にも改ざんされることがない”という強い信頼感こそが、銀行預金がお金として信頼されている理由なのです。
つまり、お金と言うのは何か?と言えば、勝手に誰かに改ざんされることがない、信頼できる数値データの記録簿という事になります。
改ざんされない記録簿に革命が起きた
では、ここで暗号資産に話を戻すと、これまでは暗号資産という分散型のシステムがありませんでしたので、お金(=信頼できる数値データの記録簿)というのは、銀行などの金融機関が集中管理をおこなっていました。
お金と言えば、強固にハッキング対策をしたサーバーで、バックアップを取りつつ金融機関が集中管理をするのが世の中の常識だったわけです。
しかし、そこに分散台帳技術(仮想通貨・暗号資産)が現れた。
暗号資産の何がすごいかと言うと、分散型の仕組みを使う事により、集中管理をする必要がなく低いコストで強固なセキュリティの『絶対に改ざんできない数値データ』(=つまり、お金)を作り出すことができる。
これまでは、銀行などの高度に専門的な技術を持った金融機関だけが信頼できる数値データ(お金)を作り出すことが出来ていたのですが…、
分散台帳技術(仮想通貨・暗号資産)が生まれたことにより、ある程度の知識がある技術者であれば手軽に信頼性の高いハッキング不可能な数値データの記録簿(つまり、お金)を作り出すことが出来るようになった。
繰り返しですが、『暗号資産・仮想通貨の技術により、誰もが気軽にお金を作り出すことが出来るようになった。』これが暗号資産革命のキーポイントです。
誰もがお金を作り出すことができる時代
これまでの世の中では【僕がお金を作りました!】と言っても、そんなのは管理者であるお前が勝手に書き換えられるんだから信用できないぞ!という時代でした。
しかし、暗号資産・仮想通貨であれば、分散管理でだれもが不正がないことをプログラム的に信頼することができる(オープンソース)なので、
【新しくお金を作り出しました!】と宣言すれば、『分散台帳なら、信頼できるね。』という反応になります。
なぜなら、ソースコードを公開しており、分散管理されている数値データの台帳であれば、特定の誰かが勝手にデータを改ざんすることが不可能だからです。
暗号資産の何がすごいのか?
というワケで、暗号資産(仮想通貨・分散台帳技術)の何がすごいのか?と言えば、誰もが比較的簡単に、分散台帳という技術をつかうことで、
信頼できる改ざん不可能な数値データ(=お金)を作り出すことが出来てしまうという事です。
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誰もがお金を作り出すことが出来る時代に起きる事
ここまで解説してきた通り、暗号資産(分散台帳技術)と言うのは、そこまで特別な難しい仕組みを必要とせずに、ある程度の知識を持つ技術者であれば、
誰もが自由にお金を作り出すことが出来てしまう時代です。
すでに、2020年現在でも仮想通貨(暗号資産)は世界中に数えきれないほど(数千種類)があり、これまでには考えられないほど多くの種類のお金が出回っています。
暗号資産(分散台帳)以前であれば、適切にお金(改ざん不可能なデータ)を管理できる主体は【金融機関】にのみ限定されていましたが、
分散型の仕組みを使うことで、世界中のあらゆる個人(技術者)や団体が、アウトローにお金を発行できてしまう状況にあります。
ただし、金融の法律で規制される
ただし、誰もが自由にお金を発行できる時代と言えど、暗号資産(仮想通貨)は2018年~2020年にかけて法整備が進み、発行に関する法律に準拠していない場合には適切な法律で裁かれることになります。
2017年までは、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)など、野放し状態のアウトローでしたが、今後は適切な法律の下で金融機関が取り扱っていく流れになるでしょう。
暗号資産(仮想通貨)は、金融に革命を起こす
暗号資産(仮想通貨)のすごいところの2つ目として、「暗号資産はプログラムできるお金である」という事がポイントになります。
たとえば、これまで僕たちが取り扱ってきた【銀行預金】というお金は、①支払う、②貯める、③引き出す といた3つくらいの機能しか持っていませんでした。
しかし、分散台帳技術により組み込まれた暗号資産(仮想通貨)であれば、「○○が××になったら、△△単位を送金する。」という条件付け(プログラミング)をおこなう事ができる。
たとえば、借金の5割が返済された時点で、自動的に残りの利息を減額する。といった仕組みを、人間の手を加えることなく自動的に実行することができます。
暗号資産はスマート(賢い)なお金
このように、暗号資産(仮想通貨)は特定の条件を組み込んでプログラミングすることができる『プログラマブル・マネー』であり、
コードが公開された(オープンソース)の分散台帳上で取引をおこなうことで、取引をおこなう相手への信頼がなくとも、プログラムの実行性を信頼して取引をおこなうことが出来るようになりました。
これを、よく言う業界用語で「トラストレス(信頼が必要ない)」な取引と言います。
たとえば、従来の銀行預金による取引であれば、スマートフォンの料金を支払うにしても、適切なサービスを受けられるという信頼に基づいて、プロバイダーに使用料を支払っていました。
価値のインターネットの実現
しかし、プログラマブル・マネーである暗号資産(仮想通貨)と価値のインターネット(IoV)が組み合わされば、受けたサービスの量に従いリアルタイムで支払いをおこなう事ができる。
つまり、たとえばスマホのデータ使用料が1GBを使うと自動的に暗号資産の残高から1000円分の引き落としが行われる。
- 1.1GBのデータ使用料なら、1100円
- 1.2GBなら、1200円…、
- 1.3GBなら、1300円…、
というように、データの使用料に応じて非常に柔軟に支払いをリアルタイムで変えていくことが出来る。
受けたサービスの量に対して適切なお金の支払いをリアルタイムで自動的に決済することが出来る。
これが、暗号資産(仮想通貨)によって実現されると言われている価値のインターネット(IoV:Internet of Value)の世界です。
というワケで、このページで解説した通り
- ①誰もがお金を発行できる世界
- ②暗号資産は、プログラマブル・マネー
- ③価値のインターネット(IoV)の実現
以上の3点について、解説させていただきました。
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