CLS決済の仕組み

CLS決済のしくみ

CLS決済のしくみ

BIS：CLSの仕組み-簡単な例

CLSは実質的にPvP決済のカウンターパーティとして機能し、一方の支払いがおこなわれたときにもう一方の支払いを決済することで相手方リスクを削減します。

コルレス銀行によるPvP決済をおこなう

取引の各カウンターパーティは、コルレス銀行を使用して決済日に通貨をCLSに支払い、PvPで決済されます。

相手方のリスクが顕在化した場合、実際には第三者の流動性供給者との契約により取引は正常に完了することができますが、第三者の流動性供給能力には限界があるため、本質的な流動性リスクを取り除くことはできません。

CLS銀行は、FX市場で重要なプレイヤーである69の金融機関により所有され、現在17の通貨で取引を決済しています。

５時間の間に連続的に資金調達と決済

CLSの決済サイクルは、CLS決済通貨管轄区域のすべての即時グロス決済（RTGS）システムがひらいており、支払いを受け取ったりできる５時間の間に連続的に資金調達と決済をおこなうことで動作します。

各決済メンバーはCLSで単一の多通貨アカウントを持っており、通常は決済の開始時と終了時に各決済メンバーの口座残高はゼロになります。