RippleXRP:LiquidityHubとは?【仕組み/用途】

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RippleXRP:LiquidityHubとは?【仕組み】

【Ripple LiquidityHub(流動性ハブ)】

RippleLiquidityHub(流動性ハブ)は、2021年11月9日に発表された、Ripple社の新たなソリューションです。

『LiquidityHub』を導入することにより、単一のAPI接続によりエンドカスタマーがシームレスにデジタル資産を『購入・売却・保管』することができるようになります。

Ripple LiquidityHubの用途・目的:

RippleLiquidityHubは企業向けに構築された『暗号資産流動性プラットフォーム』であり、企業が暗号資産市場より「簡単」かつ「効率的」にデジタル資産を調達することができます。

Ripple LiquidityHubの特徴「スマートオーダールーティング」:

スマートオーダールーティングにより、

  • マーケットメーカー(MM)
  • 暗号資産取引所
  • OTCデスク

から、最適化された価格でデジタル資産を調達することができます。

企業は、LiquidityHubを活用することで、可能な限り最高の価格でデジタル資産を購入、販売、保持することができる機能をエンドカスタマーに簡単かつシームレスに提供できます。

Ripple LiquidityHubの特徴②「事前資金調達要件の排除」:

LiquidityHubは合理化されたAPIにより簡単に導入でき、さらに『事前資金調達要件を排除』します。

つまり、Ripple社が設定する「LoC(クレジットライン)」により運転資金を調達することができる。(おそらく、XRPが利用されるだろう。

Ripple LiquidityHubの取扱い通貨:

Ripple LiquidityHubでは、まず初めに

  • BTC:ビットコイン
  • ETH:イーサリアム
  • LTC:ライトコイン
  • ETC:イーサリアム・クラシック
  • BCH:ビットコイン・キャッシュ
  • XRP:エックスアールピー

これらのデジタル資産の取引をサポートします。
(※可用性は地域により異なります)

将来的には、さらなるデジタル資産を追加する予定です。

Ripple LiquidityHub「ステーキングと利回り生成」:

将来的には、「RippleLiquidityHub」には

  • ステーキング
  • 利回り生成

これらの機能が追加される予定です。

『ODL』と『LiquidityHub』の違い:

Ripple『ODL』と『LiquidityHub』それぞれの違いとして、

  • 『ODL』は、「国際送金を担う企業/金融機関」が即時に流動性を調達するためのソリューション
  • 『LiquidityHub』は単一のAPI接続により、エンドユーザーにシームレスに「デジタル資産の購入・売却・保管」を提供するためのソリューション

という違いがあります。

RippleLiquidityHub その他:

基礎技術は、ODLで活用されていたもの

RippleLiquidityHubで活用されている、最適流動性取引の基礎技術は『RippleODL(オンデマンド流動性)』で活用されていたものとおなじものです。

その技術を、2022年以降の顧客むけに製品として利用できるようにしています。

最初の採用「ビットコインATM Coinme」:

RippleLiquidityHubのα版で最初に発表されたパートナーは、米国のビットコインATM企業「Coinme」であり、米国に数千のビットコインATMネットワークを持っています。

※考察:RippleLiquidityHub初期の主要な採用は、デジタル資産を直接顧客に販売している企業になるか。

RippleLiquidityHub まとめ:

RippleLiquidityHub(リクイディティ・ハブ)のまとめとして、

  • 将来的には「ステーキング/利回り生成」を導入予定
  • エンドユーザーの「購入・売却・保管」むけ
  • 事前資金調達要件を排除(おそらくLoCのしくみ)

これらにより、

エンドユーザーにデジタル資産を提供する企業は、単一のAPI接続で簡単に必要なデジタル資産の「購入・売却・保管」を提供することができる。

 

バックエンドでは、

  • リアルタイムな流動性管理・調達・売却
  • 保管(カストディ)

これらが提供されている。

 

Ripple LiquidityHub 将来の実装:

『LiquidityHub』は、2022年にRipple社からリリースされる、エンドカスタマーに対して『デジタル資産の 購入・販売・保管』を提供するためのソリューションです。

将来的には、

  • NFTなど、他のトークン化された資産の追加
  • ステーキング、利回り生成の機能の追加

これらが予定されています。

『LiquidityHub』は『ODL』に流動性をもたらすか

上述のとおり「Ripple LiquidityHub」は、事前資金調達要件なしに必要に応じて最適価格で「デジタル資産の 購入・売却・保管」をおこなうしくみです。

「LiquidityHub」では需要におうじて、

  • マーケットメーカー(MM)
  • 暗号資産取引所
  • OTCデスク

上記からリアルタイムにデジタル資産を調達する『スマートオーダールーティング』というしくみが採用されていますが、こちらは元々は『ODL』で利用されていた基礎技術です。

 

LiquidityHubでXRPが活用されることは公式に明言されていませんが、必要に応じて流動性調達にXRPが活用されることは予測ができます。

おそらく、RippleNet上の「MM:マーケットメーカー」にとっては『LiquidityHub』はあらたな流動性需要の拡大として受け入れられるでしょう。(※例:THB → XRP → BTC などのフローにおいて)

 

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