SWIFTNet Instant支払いとは何か?
RippleNetとの違い
このページでは、シンプルに…、
SWIFTNet Instant支払いとは何か?
RippleNetとの違い
について、わかるように解説をおこないます。
SWIFTは、世界中の11,000以上の銀行が加盟する、国際送金のためのメッセージングプラットフォームです。
SWIFTNet Instant支払いとは何か?:
このページでは『SWIFTNet Instantとは何か?』についてわかるように解説をおこないます。
SWIFTNet Instantとは何か? RippleNetとの違い
SWIFTNet Instant支払いとは何か?
『SWIFTNet Instant支払いとは何か?』といえば、次のとおりです。
SWIFTNet Instant支払いとは何か?:
SWIFTの最新システムである「SWIFTgpi」では、国境を越えた決済レール(cross-border部分)に対応しています。
しかし、国境を越えた送金の国内部分については、国内の決済レール(RTGS等)に制限を受けてしまいます。
しかし、最近の国内決済レールでは24時間のリアルタイム支払いに対応した清算/決済システムが増えています。
「SWIFTNet Instant支払い」では、国内の清算/決済レールにまで含めてシームレスに、ほぼリアルタイムに確実にクレジットすることができるしくみです。
このように、”SWIFTNet Instant支払い”では、国境を越えた支払い部分である「SWIFTgpiシステム」を、国内のリアルタイム清算/決済レールにまで拡張することにより、
『国内部分を含めてシームレス』に、国境を越えた支払いをリアルタイムにクレジットすることができるしくみです。
具体的には…、
- 英国の国内決済レールである「FasterPayments」
- オーストラリアの「NPP:NewPayments Platform」
- シンガポールの「FAST:FastAnd Secure Transfers」
- ヨーロッパの「TIPS:TARGET Instant Payments Settlement」
これらの国内リアルタイム決済レール(RTGS)の、SWIFTgpiシステムとのシームレスな連携がテストされています。※
SWIFTNet Instant と RippleNetとの違い:
米国のフィンテック企業である”Ripple社”が提供する「RippleNet」も、リアルタイムの国境を越えた決済システムです。
どちらも「国境を越えたリアルタイム送金/決済システム」ですが、RippleNetでは”分散型台帳”をベースとしている点で大きく異なります。
SWIFTNet Instant と RippleNet の違い:
SWIFTNet Instant:
SWIFTNet Instant支払いは、SWIFTgpi支払いの国内レールへの拡張であり、「国境を越えた支払いシステムと国内の清算/決済レールを同期し、ほぼリアルタイムで送金する」ことができるしくみです。
SWIFTgpiは非ブロックチェーンであり、クラウドによる「取引トラッキング」により、取引を高速化するしくみです。
RippleNet:
RippleNet送金は、Interledgerという相互運用性プロトコルにより、異なる送金ネットワーク同士を相互にシームレスに接続することにより、『リアルタイムにアトミック(一元的)な決済をすることができるしくみ』です。
RippleNetでは”分散型元帳技術(DLT)”を活用することにより、ネットワークの参加者間で安全に、リアルタイムのアトミック(一元的)決済をおこなうことができます。
RippleNetは分散型元帳を活用:
このように、RippleNetは「分散型元帳技術(DLT)」をベースとした革新的な国際送金決済ネットワークであり、取引メッセージングと決済を一元化し、効率よく低コストにリアルタイムで国際送金を決済することができます。
SWIFTgpiはあくまで、”クラウドによる取引トラッキングによる効率化”であり、RippleNetの送金方法とはおおきく異なります。
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