R3Cordaとは何か?エンタープライズブロックチェーンの特徴と用途、利点、CordaのDapps

このページでは、R3Cordaとは何か?エンタープライズブロックチェーンの特徴と用途、利点やCordaのDappsについて論じていきます。

R3Cordaとは何か?その特徴

R3Cordaとは何か?と言えば、その特徴は次のとおりです。

エンタープライズクラス(企業向け)のブロックチェーン

イーサリアムなどのオープンなブロックチェーンは、企業が利用するにはプライバシーや安全性、ファイナリティ(最終決定性)の問題があります。

すべての取引がオープンになってしまうブロックチェーン上で取引をおこなうと、ライバル企業にもすべての情報がオープンになってしまいます。

そこで、r3Cordaを利用することにより、特定の取引先にのみ必要な情報を共有することができる「秘匿性の高いブロックチェーン」が利用できます。

米国政府のセキュリティ要件を満たしている

米国電気電子学会(IEEE)のレポートによると、Etereum、Corda、Hyperledger Fabric、Multichainのうち、Cordaのみがセキュリティ要件を満たしているという調査報告がありました。※英文リンク

エンタープライズ企業向けに設計されているからこそ、その他のブロックチェーンにはないエンタープライズ企業の要件に応じたアプリケーションが開発できる設計となっています。※Cordaの設計思想(外部リンク)

スケーラブル:6,300TPS

2018年10月のCordaパフォーマンステストによれば、CordaEnterpriseはシャーディングにより6300TPSを実現している。

 

R3Cordaのライバル

R3Corda以外にも、エンタープライズクラスのブロックチェーンを開発しているプロジェクトはあります。R3Cordaのライバルとして、次のとおり。

【R3Cordaのライバル】

  • Hyperledger Fabric
  • Etereum
  • Multichain

 

R3Cordaの用途

R3Cordaの大きなビジネス用途として、「貿易金融」があります。

Corda貿易金融①:MarcoPolo

信用力のある企業同士の貿易取引である「オープンアカウント取引」に対応したCordaアプリ。

三井住友銀行やマスターカード、コメルツ銀行などの大手30社以上が参画している。

Cordaブロックチェーンにより、貿易金融の透明性と改ざん耐性を高めることができる。

Corda貿易金融②:Contour(旧Voltron)

信用力の低い企業同士の貿易金融方式である「信用状取引」に対応したCordaDapp。

※信用状取引は、金融機関を仲介することにより資金の未払いリスクを下げる取引方法のこと。

外部リンク:Cordaの特徴・ユースケース

 

BaaSとしてのCordaの活用

工数削減のため、BaaS(Blockchain as a Service)としてクラウドによりCordaを活用する。Cordaに対応するクラウドは次のとおり。

【Cordaに対応するクラウド】

  • AWS
  • Microsoft Azre
  • Accenture
  • Hewlet Packard Enterprise

 

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