Solidとは何か?
~分散型データストアのプロトコル~
このページでは、WebMonetizationへの適用を発表した「Solid – 分散型データストアのWeb標準とは何か?」について、解説をおこないます。
Ripple社元CTOのStefan Thomas氏もリツイートしているとおり、「SolidPod」はWebMonetizationの採用を発表しました。
Awesome post from @michielbdejong regarding #WebMonetization support for @project_solid.💸
I'm excited where this could go in combination with @Interledger-paid hosting (like Codius). Imagine a one-click-setup, self-hosted #Solid Server that pays itself.https://t.co/3rodb1dVjt
— Stefan Thomas (@justmoon) April 30, 2021
このページをご覧になることで、WebMonetizationの採用を表明した「Solidとは何か?」がはっきりと理解できるようになります。
もくじ
Solidとは何か?-分散型データストアプロトコル
前述のツイートにある通り、SolidはILPにもとづくWeb収益化技術である「WebMonetization」を組み入れるプロジェクトを発表しました。2021年5月1日
✅SolidPodにより、
安全に分散型でデータを保管できる
Solidの公式ページで解説されている通り、Solidとは「ポッド」と呼ばれる分散型データストアにデータを安全に保管できるようにする「プロトコル(仕様)」です。
Solidのユーザーは、SolidPodを活用することによりあらゆる種類のデータを安全に分散型のストレージに保管し、共有することができます。
✅任意のアプリで運用可能
SolidPodの仕様は標準のオープンで相互運用可能なデータ形式とプロトコルを使用しており、さまざまなアプリケーション内でSolid内のデータを任意のユーザーに対して公開することができます。
要するに、SolidPodと呼ばれるWeb標準に従うことで、安全に管理可能な分散型データストアを手軽に運用することができる。ということです。
✅SolidPodをホストする
サーバーを選択する
安全に分散型でデータを保管できる「SolidPod」ですが、オンラインでデータを保管するには、「Solid Server」と呼ばれるデータを安全に保管するためのサーバーが必要となります。
SolidPodをホストするSolidServerは、
- 自分自身でホストする「セルフホスト」
- 任意のプロバイダーからホストを選択する「ポッドプロバイダー」
上記のいずれかが選択できます。
WebMonetizationを採用してどうなるの?
そんな、分散型データストアである「Solid」が、WebMonetizationを採用してどうなるのか?と言えば、次のとおりです。
✅WebMonetizationにより、
Solid上のデータがWeb上で収益化できる
WebMonetizationとは、Web上のコンテンツを自動で収益化する仕組みです。
たとえば、UnderstoryやDarcyといったSolidPodを使用したSNSに、WebMonetizationの支払いポインタを設定した投稿をすると、その投稿をWebMonetizationにより収益化することができます。
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