RippleXRPはなぜ期待されているのか？
RippleXRPはなぜ期待されているのか？
について、誰でもわかるように解説をおこないます。
RippleXRPはなぜ期待されているのか？
「RippleXRPはなぜ期待されているのか？」その理由は、次のとおりです。
- １．RippleNetは技術的に優れているから
- ２．ODLは流動性ソリューションだから
- ３．あらゆる資産の取引ネットワークが
RippleNetに接続できるから
ILPは異なるネットワークを接続するための「標準/プロトコル」で、暗号資産XRPは「流動性ツール」です。
※将来的にはAMMの実装が、CTOより示唆されています。
それぞれ、わかるように解説します。
- RippleXRPはなぜ期待されているのか？
- ODL活用のメリットは、第三国の規制に縛られずに送金できること
- Ripple社が目指しているもの：IoVの実現と『決済資産としてのXRP』
- FederationSideChainにより、XRPLedgerの用途は拡大する：
- Ripple社/Interledgerの投資ファンド：
- 銀行がRippleXRPを採用している理由：コスト削減できるから
- RippleXRPにライバルは居ないのか？Rippleの優位性
- ブリッジ資産XRPの最大の需要は？
- 今後、XRP元帳に実装が予定されている機能：
- RippleXRP活用/証券トークン：STO
- 分散型の価値交換ネットワーク：Interledger
- その他、RippleXRPが期待されている理由
- Ripple社のODL戦略：
- よくある質問 Q＆A：
RippleXRPはなぜ期待されているのか？
１．RippleNetは技術的に優れている
RippleXRPが期待されている理由の１つ目として「RippleNetは技術的に優れているから」があります。
異なる支払いネットワーク同士を
相互接続できる
RippleNetは技術的に優れている：
- 異なるネットワーク同士を相互につなぎ合わせる
- DLT技術により、双方向性で即時に決済できる
RippleNetがあれば、異なるネットワーク同士を相互につなぎあわせて即時送金ができるようになります。
RippleNetは異なるネットワーク同士を接続するための「Gateway/プロトコル」として、他のライバルよりも優れた技術を持っています。
これが、RippleXRPが期待されている
理由の１つ目です。
≫世界中の大手決済ハブがRippleNetを統合しています。
２．ODLは流動性ソリューションだから
RippleXRPが期待されている理由の２つ目として「ODLは流動性ソリューションだから」があります。
暗号資産XRPは
流動性ツール
ODLは流動性ソリューション：
- 暗号資産XRPにより低コストな流動性を実現できる
- 将来的にはXRPによる決済をリリースする（予定）
ODLは2018年に商用化をおこない、現在も改良がすすめられています。将来的には「XRPによる決済」を導入することが示唆されています。
ODLにより、金融機関はオンデマンドで低コストな流動性を手に入れることができます。
伝播する支払いを実現する：
さらに将来的には伝播する（Ripple）の支払い（決済）が予定されています。
３．あらゆる資産の取引ネットワークがRippleNetに接続できるから
RippleXRPが期待されている理由の３つ目として「あらゆる資産の取引ネットワークがRippleNetに接続できる」があります。
ILP標準による
あらゆる資産が相互接続される
Interledgerが相互運用性をもたらす：
RippleNetは、あくまで「金融機関・銀行」がXRP元帳（等）を活用するためのInterledgerソリューションであり…、たとえば、
- Mojaloop：モバイルマネーに相互接続をもたらす
HyperledgerQuilt：Hyperledger（エンタープライズDLT）
に相互運用性をもたらす- CBDCプライベート元帳：CBDCに相互運用性をもたらす
※2021年８月の時点で、HyperledgerQuiltは非推奨になりました。
（サポートしているメンテナがいないため）
これらは、金融機関の元帳以外にILPをもたらします。
さらに、XRPは「決済のための暗号資産」であり、これらの決済に流動性をもたらすツールとして活用することができます。（DvP決済、NFT、CBDC、など）
結局のところ、RippleXRP/Interledgerの構想は「異なるネットワークの接続/流動性をもたらす：IoV（※価値のインターネット）」であり…、
- ILPは相互接続のための「標準/プロトコル」
- 暗号資産XRPは「決済・流動性のためのツール」
ということです。
RippleNetはIoVの
一部分に過ぎない
※つまり…、
- ①ILP（標準/プロトコル）が
あらゆる資産のネットワークを相互接続する。 - ②暗号資産XRPが、ILPに流動性をもたらす。
さらに、規制に準拠した「DeFi」や「DEX」が流動性ソリューションになる可能性があります。
重要なのは、暗号資産XRPが価値のインターネット（IoV）の「流動性ツール」であることです。
IoVが実現する
XRPが流動性ツールとして活用される
これが、RippleXRPが期待されている理由です。
ODL活用のメリットは、第三国の規制に縛られずに送金できること
ODLによりXRPをブリッジして送金するメリットは、次のとおりです。
第三国の規制に
縛られずに送金できる
現在のところ、たとえば、セントルシアからバルバトスに送金をおこなう場合、多くの場合には米ドルを介して送金がおこなわれます。
すると米国のスクリーニング規制に従う必要がある。
XRPブリッジにより、第三国の規制に縛られずに２者間で直接送金をおこなうことができるメリットがある。
Ripple社が目指しているもの：IoVの実現と『決済資産としてのXRP』
ありとあらゆる資産（通貨、債権、株式、芸術、NFT、etc）の相互運用可能な未来である「IoV：価値のインターネット」のビジョンに対して、そのIoVネットワーク上の理想的な決済資産としてのXRPがRipple社のめざしている先にあります。
ILPコネクタの決済用資産として活用できるXRP
ILPの世界では「コネクタ」と呼ばれる流動性プロバイダ（LP：Liquidity Providor）により異なるネットワーク間の接続（為替レート/流動性の提供）がおこなわれます。
ILPネットワーク上では、異なる２つのネットワークに属するコネクタ（LiquidityProvider）が流動性を提供します。
決済用のデジタル資産である『XRP』の活用により、異なるネットワークに属するコネクタ間の流動性を集約/効率化することができます。
ILPネットワーク上での決済手段は強制されず、取引の当事者である２者間での取決めです。
※※XRPに優位性があるケースではXRPが活用されます。
Interledgerはあらゆる価値送金ネットワークを接続する
- RippleNetはあくまでネットワークの１つ
Interledgerにより、支払い量は増加する
- インターネットは情報革命により、情報量が急増した
- Interledgerの登場により、支払い量も急増するだろう
- 1990年、インターネットが何の役に立つのか理解されていなかった
- 2020年、だれもがスマホを活用している
※※インターネットが存在しない世界では、インターネットの便利さを理解することができない
- 2020年、Interledgerが何の役に立つのか理解されていなかった
- 2030年、だれもがInterledgerを活用している
※※インターレジャーが成熟していない世界では、インターレジャーの便利さを理解することができない
Interledgerはプラットフォームであり、価値の元帳の種類に関わらず、アプリケーションを実行することができる。
FederationSideChainにより、XRPLedgerの用途は拡大する：
FederationSideChainによりできること
- XRPを外部ネットワークに持ち出す
- 外部ネットワーク上の資産をXRP元帳に移動する
FederationSideChainにより拡大するXRPLedgerの用途
- ①XRPLedgerDEX：AMM（自動マーケットメイク）
- ②XRPLedger：NFT（代替不可トークン）
- ③EVMによる『スマコン・DeFi活用』
FederationSidechainとは、Federatorと呼ばれるソフトウェアにより、XRPLedgerとその他の元帳を接続し、相互にシームレスにトランザクションを送信できるようにする技術のことです。
XRPSideChain技術によりXRPLedger上にシームレスに資産を移動し、XRP元帳DEXにAMM（自動マーケットメイキング）
XRPLedgerには、「FederationSideChain」が実装される予定です。
CBDC相互運用性ネットワークのテスト：
CBDCプライベート元帳：
- ブータンの中央銀行が『RippleCBDCプライベート元帳』をテスト
- Ripple社は『デジタルポンド財団』に参加
理想：コネクタ間の決済用資産としての「XRP」
理想的には、ILPの決済ネットワークにおいて…、
- 流動性プロバイダ（Liquidity Providor）/ILPコネクタ
→流動性/為替レートを提供する - コネクタのネットワークで、
→XRPが決済用資産として活用される
これにより、あらゆる資産が相互運用可能になる
現状は暗号資産取引所を介して流動性を提供している
現状のRippleODL（オンデマンド流動性）は、暗号資産取引所を介してXRPの変換をおこなっています。
将来的にはDEXにより銀行が直接提供するレートでXRPを決済できるようになる可能性があります。
※あくまで、暗号資産XRPは”決済用”の資産です。
たとえば、RippleConnect時代の資料では…
たとえば…、これはRippleNetworkの過去の資料になりますが、
- RippleNetソフトウェア内に、流動性プロバイダ（MM）の取引機能（RippleStream）を内蔵
- 流動性プロバイダ（MM）はRippleNetにAPI接続して取引をおこなう
- バックエンドのFIではXRP即時決済がおこなわれる
この資料では、「流動性プロバイダ（MM）」はRippleStreamと呼ばれる為替取引ソフトウェアによりTradingCliantからAPI接続をおこない、
最終的な決済がRippleNetwork上でおこなわれています。
RippleNetによる決済革命
中間資産XRPを活用することであらゆる支払いネットワークを相互に接続して即時決済をおこなうことができます。
※RippleNetは分散型のネットワーク（ソフトウェア）です。
エンタープライズDLTの相互接続ではQuantOverledgerがある：
エンタープライズクラスDLTの相互運用性ソリューションとして、QuantOverledgerOSは「オンプレミス」または「クラウド」で実装することができる
ライセンス料を支払うことにより、「R3Corda」や「HyperledgerFablic」といったエンタープライズ元帳に相互運用性をもたらすことができる。
さらに、QuantOverledger同士のネットワークを相互接続することにより、組織間で元帳の相互運用性をもたらす。
- Overledger：非代替資産をふくむエンタープライズクラスの資産相互運用性オペレーティングシステム（OS）
- Interledger：（主に）代替可能資産の『コネクタ接続』による為替転送のためのプロトコル/ネットワーク
※※Interledgerは『ドル/円/ルピー』などの資産に相互運用性をもたらす。Overledgerは『不動産/自動車/ライセンス』などの非代替資産に相互運用性をもたらす≫ソース：SeqTwitter
RippleXRPの将来性が期待できる理由（最新版）：
Ripple社/Interledgerの投資ファンド：
『Ripple社/Interledger財団の投資ファンド』として、つぎのとおりです。
- １．Grant for the Web – １億ドル：webMonetizationを推進するためのファンド
- ２．Rippleクリエイターファンド – 2億5000万ドル：XRP元帳NFTのためのファンド
- ３．XRPL助成金(Grants)：XRPL DeFi など、XRPL のあらたなユースケース創出
その他：
- RippleX（Xpring） – ５億ドル：Rippleの投資部門として、2018年～2020年にかけて存在していた。CoilやSecuritize、Darma、Forte、Kava、Omni、BoltLabs、StrataLabs、XRPL Labs などのプロジェクトに投資をした
- UBRI（Universal Blockchain Research Initiative）：世界中の29の大学と協力し、資金と技術を支援しています
RippleNet（またはTheInterledger）の組み込み式DEXが採用されるか？
旧RippleNet（RippleConnect）に示される「RippleStream」にあるように、分散型エンタープライズソフトウェアである「RippleNet」内に、
RippleNetにDEXが組み込まれることで、既存の暗号資産取引所を介さずに、超低コストで高速な為替取引をおこなうことができます。※あくまで予測です。
※※さらに、FederatedSideChainにより取引を秘匿化・高速化・効率化できる。
Rippleとは「さざ波」２者間の信用の移転による決済のこと
そもそも「Ripple」とは「さざ波/波紋」のことであり、２者間の信用を移転してさざ波のように伝播していくことをあらわしています。
※AさんとBさんの間に信用があり、BさんとCさんの間に信用があるなら、AさんからCさんに支払いをおこなうことができる。（Bさんの信用を移転して）
これが、ライアン・フッガーが考案した「Ripple支払い」の元々の意味です。
波のように伝播する支払いです。
これを、個人間の信用から、FI（金融機関）間の信用に拡張して、Interledgerにより異なるネットワーク間で安全に取引できるようにしたものが「RippleNet」です。
ILPネットワークの決済：
可能性の話：
- RippleNetメンバー限定の連邦制XRPサイドチェーン
（秘匿性、即時、低コストのXRP決済） - XRP連邦制サイドチェーンによる直接ウォレット接続
- xrpベース資産（xAsset）の発行・償還
- XRPサイドチェーンによるCBDCの接続
- RippleNetのILPv4の採用/ILPネットワーク同士の相互運用
銀行がRippleXRPを採用している理由：コスト削減できるから
銀行がRippleXRPを採用している理由は、RippleXRPを採用することで「コスト削減できるから」です。
RippleXRPによりコスト削減できる
- リアルタイム決済により流動性コストを65％削減
- 決済関連の例外処理と取引の失敗にかかる人件費を大幅に削減
- XRP採用により、複数のノストロ口座を維持管理するコストを74％削減
- XRP採用により、流動性コストを99％削減できる
RippleNetによるネットワークを超えた即時決済、およびXRP採用による複数ノストロ口座の削減により、国際送金インフラのコストを大幅に削減できます。
RippleNetによりコスト削減できるのは、その即時性・最終性によるもの。
XRPによりコスト削減できるのは、複数ノストロ口座が必要なくなるため。
RippleXRPにライバルは居ないのか？Rippleの優位性
RippleXRPの競合に対する優位性として、次のとおりです。
RippleXRPの競合優位性：
- １．XRP配分による流動性メイキング特許
- ２．分散型ソフトウェア「RippleNet」
- ３．RippleX、Interledger財団
Ripple社以外の競合として考えうるのは…、
- ①金融業界（国際銀行・Fintech）
- ②暗号資産業界（DLT企業・ほか）
いずれにしても、現在のところ
- DLT技術、および
- 流動性メイキング
- 分散型双方向金融メッセージング/決済ソフトウェア
このいずれも高レベルで統合して、Ripple社以上のクオリティの製品を生みだしている企業は見当たらない状況です。
（※あくまで、個人の見解です）
ブリッジ資産XRPの最大の需要は？
ブリッジ資産XRPの最大の需要は、次のとおりです。
- ①RippleNetに接続している企業の送金
- ②大量の小額支払いをする送金プロバイダー
すでに世界の大手決済ハブは、RippleNetへの接続を提供しています。
※※価値のインターネットの初期におけるXRPの需要です。XRPの流動性が増すにつれてさらに用途/需要は拡大していきます。
今後、XRP元帳に実装が予定されている機能：
XRP元帳の開発は現在、RippleXとXRPLedger財団によりおこなわれています。
今後XRP元帳に実装が予定されている機能
- FederatedSideChain（Federatorソフト）
- XRPTransactionHooks（スマコン）
- NFToken（非代替トークン）
さらに、XRP元帳＋Codiusの組み合わせにより、Interledger支払いによるスマートコントラクトが実現される可能性があります。
RippleXRP活用/証券トークン：STO
RippleXRP、SideChain技術を活用した証券トークンオファリング：STO（またはデジタル資産オファリング：DSO）がおこなわれる可能性がある。
- 債権トークン化
- 株式トークン化
- 不動産証券トークン化
デジタル資産オファリングの利点：
- 24時間年中無休で取引可能
- 地域的・地理的な障壁が無い
- 世界中の投資家が機会に参加できる
- 証券を0.00001コンマ以下まで分割できる
- 機関グレードのカストディ最高クラスのセキュリティ
分散型の価値交換ネットワーク：Interledger
- 「Interledger」は、価値交換のための規格群（プロトコル・スイート）です。
- 「Interledgerネットワーク」は、Interledgerにもとづく分散型の価値交換ネットワークです。
その他、RippleXRPが期待されている理由
このページでは「RippleXRPはなぜ期待されているのか？」について、わかるように解説をおこないました。
その他、RippleXRPが期待されている理由は次のとおりです。
RippleXRPが期待されている理由：
- FederatedSidechainの実装
- CBDCプライベート元帳の採用
外部要因によるもの：
- 規制の明確化により、大口投資家が参入できる
- 大手決済ハブがRippleNetを統合している
RippleXRPの将来展望：
- XRPの短期金融市場ができる可能性がある？
- FX取引はDEXになる可能性がある？
Ripple社のODL戦略：
- ODLで常にXRPの回廊が一番安くなる動作をする
- XRPで流動性を生みだす方法についての特許がある
RippleNetに接続している企業、および送金プロバイダーは、つねにODLを活用したほうが安く送金をすることができるなら、ODLを活用したいと思うだろう。
最終的には、世の中のあらゆる価値の決済がRippleODL（XRPベース）によりおこなうことができるようになる。
よくある質問 Q＆A：
よくある質問 Q＆Aとして、次のとおりです。
よくある質問 Q＆A：
- Quant OverledgerはRippleのライバルですか？
- SWIFTGo（GPI）はRippleのライバルですか？
- JPモルガンはRippleのライバルですか？
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