電子ゴミ【XRP】の本質的な価値とは何か?

ただの分散元帳上に作られた電子ゴミ『XRP(エックスアールピー)』が、日本国内でも根強い人気がある。

電子ゴミ言ってしまえば語弊があるだろうから訂正すれば、【ただの電子データ】である。

ただの電子データにどんな価値があるのか?

 

そもそも、中央銀行が発行している紙幣というモノは、単に国のお墨付きの偽造されにくい紙である。

言ってしまえば、紙幣ですらなんの裏付けもない、ただの紙であるが、人々に信頼され、世界中で利用されているのである。

 

そんな、【ただの電子データであるXRPにどんな価値があるのか?】について、考察していきます。

XRPの価値の根源は何か?

というワケで、単なる分散元帳上の電子データである デジタル資産XRP の根源的な価値は本当にあるのか?そして、価格は上昇していくのか?という部分について、考察を進めていきます。

 

まず、暗号資産XRPの利用価値として、次のとおりです。

【暗号資産XRPの利用価値】

  • XRP Ledger上での手数料としてBURNされる
  • XRP Ledger上で新規アカウントを作成する際に必要
  • 超低コストでカウンターパーティリスクのない決済資産
  • Interledger、RippleNetでの活用
  • 発行数に上限があり、徐々に減っていく

それぞれ、順番に解説していきますね。

XRPの価値①:XRP Ledger上での手数料としてBURNされる

これは、スパム防止的な意味合いが強いのですが、XRP Ledger に意図的に大量のトランザクションを流し込んでXRP Ledger の機能を妨害しようとするスパムを防ぐために、

XRP Ledeger上で取引をおこなう際には、ごく少量のXRPが【BURN:焼却】されます。

BURNされたXRPは検証者の手数料収益となるワケでもなく、永遠にXRP Ledger上から失われる。

つまり、発行枚数が取引ごとに徐々に減少していく仕組みです。

これが、XRPの根源的な利用価値の1つ目ですね。

XRPの価値②:XRP Ledger上で新規アカウントを作成する際に必要

XRPの根源的な利用価値の2つ目は、XRP Ledger上で新規アカウントを作成する際に一定量のXRPが必要となる事です。

具体的には、現状ではXRP Ledger上でアカウントを作る際に30XRPをLedger上にロックする必要があります。

こちらも、大量にアカウントを取得するタイプのスパムを防止する意味合いがあります。

XRPの価値③:超低コストでカウンターパーティリスクのない決済資産

XRP Ledger上での決済は、非常に低コスト(1取引あたり、約0.02円)であり、高速でカウンターパーティリスクのない即時決済(3秒~5秒)が可能です。

さらに、支払いチャネル:Payments Channel の技術により、超高速で高頻度な決済に対応することが可能となるため、マイクロペイメント分野での活用が期待されています。

XRPの価値④:Interledger、RippleNetでの活用

Interledgerというのは、インターネットのように、世界中のあらゆる価値を自由につなぎ合わせて相互に交換できるようにするためのプロトコル(規格)のことです。

Interledgerは価値と価値とをつなぎ合わせるネットワークであり、ブリッジ資産としてのXRPの活用が期待されています。

RippleNetは、米国サンフランシスコのフィンテック企業Ripple社が金融機関向けに提供している、分散型の国際送金決済ネットワークです。

RippleNetの ODL:オンデマンド・リクイディティ では、暗号資産XRPをブリッジ資産として活用しています。

XRPの価値⑤:発行数に上限があり、徐々に減っていく

暗号資産XRPは、2012年の発行時点ですでに1000億枚がLedger上に発行済みになっており、その後は増えることはなく、徐々に手数料などにより減少していく仕組みになっています。

数が増えるものはインフレを起こして価値が下がりますが、数が減るものは希少性が増し、価格が上がる傾向にありますよね。

それと同じで、XRPは希少性が増していくように設計されています。

XRPの価値:まとめ

上記のとおり。

暗号資産XRPは、単に分散元帳上に発行された【電子データ】ですが、高頻度低コスト決済に向いており、カウンターパーティリスクなしで決済を行う事ができます。

 

XRPに期待される今後の展開

デジタル資産XRPの開発は、未来に向けて確実に開発が続けられています。

 

今後、デジタル資産XRPに期待される展開として、次の2つがあります。

【XRPに期待される今後の展開】

  • 決済用デジタル資産としての活用
  • 新機能の追加

それぞれ、順番に解説しますね。

 

決済用デジタル資産としての活用

このページでも解説してきた通り、デジタル資産XRPは超低コスト高頻度決済に対応することができ、高度に分散化されたカウンターパーティリスクのない決済用の資産として活用できます。

 

デジタル資産XRPの活用が期待される分野として、次のとおりです。

【デジタル資産XRPの活用が期待される分野】

  • 銀行間(インターバンク)決済
  • マイクロペイメント

銀行間(インターバンク)決済については、米国フィンテックのRipple社が取り組んでいます。

マイクロ(ストリーミング)ペイメントについては、Interledger支払いの開発グループと、元Ripple社CTO ステファン・トーマス氏が代表を務める『Coil社』が取り組んでいます。

 

新機能の追加

デジタル資産XRP(XRP Ledger)は現状も開発が進められており、取引検証アルゴリズムの改善や手数料の見直しなど、未来に向けて動的に変化していく可能性があります。

 

すでに現状、XRP Ledgerに実装されている機能として、次のとおりです。

【現状のXRP Ledgerの機能】

  • ①DEX:IOU発行・管理
  • ②Payments Channelによる超高頻度・低コスト決済

 

XRP に期待される新機能として、次のとおりです。

【未来のXRP Ledgerに期待される機能】

  • 自動マーケットメイキングによる流動性供給

未來のXRPに期待される機能について、解説していきます。

 

自動マーケットメイキングによる流動性供給

自動マーケットメイキングによる流動性供給は、XRPコミュニティの「H_M_X_」氏により2021年1月に提案された機能です。*

「UniSwap や Curve のように、自動マーケットメイキング(AMMS)をXRP Ledgerに導入してはどうだろうか?」という問いかけに対して、Ripple社CTOのデイビッド・シュワルツ氏も積極的な反応を見せています。

 

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