x-ASSET:xrp元帳上の担保付資産について

 

≫(外部サイト)xrpchat上での議論

x-ASSET(XRP担保付資産)

x-ASSETは、XRP元帳上のXRPにより価値が担保された資産です。(例:xUSD、xEUR、xXAU、xXAG、xBTC、など)

これらのx-ASSETは「暗号資産XRP」により価値が担保されており、取引所間でXRPをリバランスすることによりその価値を担保し続けることができる。

たとえば、xUSD → xEUR に取引される場合、担保となるXRPの金額分だけが、「xUSD取引所」から「xEUR取引所」へとリバランスされる。

この取引によりxUSD取引所では担保資産となるXRPが償還され、xEUR取引所でXRPを担保にxEURが発行される。

  • ①xUSDが償還され、担保とされていたXRPが解放される
  • ②対応する金額分のXRPが、xEUR取引所に送信される
  • ③送信されたXRPを担保に、xEURが発行される

✅マーケットメーカーはXRPを保有するだけでよい

このタイプのx-ASSETによる取引が実装された場合、マーケットメーカーはシンプルにXRPを保有することによりx-ASSETを発行・償還し、

相互にXRPをリバランスすることで異なる取引ネットワーク間の決済をおこなうことができる。

✅価格オラクルは外部より提供される可能性がある

問題となるのが、x-ASSETをどのように現実資産とリンクさせるか?という部分であり、現状では「Flare、Tezos、Chainlink」などが提供する価格オラクルを利用する方法が考えられる。

≫XRPリバランスにおけるBobWay特許?

MM(マーケットメイカー)は、XRPに対する価格レートと手数料を提供すればいいだけであり、XRPを主軸に価格レートを合成することであらゆる資産を効率的に交換することができるようになる可能性がある。

→問題点:価格レートオラクルは誰が提供し、どのくらいの頻度で更新するのか?価格の正確性は?

✅MMはボットである可能性がある

この場合、x-ASSETに流動性を提供するMM(マーケットメイカー)は、自律分散型のボットである可能性があります。

✅担保となるXRPをRipple社が貸し出す

Ripple社は、x-Assetsに流動性を提供する中央銀行のように機能し、x-AssetsをサポートするMM(マーケットメイカー)に対してXRPを貸し出す可能性があります。

✅パスファインディング

XRP元帳上にx-Assetsを発行する場合には、XRP元帳のパスファインディング機能により、最大7ホップの流動性プールを介して取引パスを見つける可能性があります。

もし、XRP元帳以外のDEXにx-Assetsが発行される場合には、個別の当事者間でXRPのリバランスが実行されます。

✅カウンターパーティなしのブリッジ資産

XRPのカウンターパーティは「XRP元帳」です。XRPをブリッジ資産として活用することで、送金に必要なホップ数を最大3ホップに減らすことができる可能性があります。

✅Flareによるx-Assetsの発行

XRP担保ではありませんが、Flareネットワークでは「Flare(Sparkトークン)」を担保としたXRP元帳上のアセットを発行する提案があります。

  • ①Flare上でF-Assetsによる担保付トークンをロックする
  • ②対応する資産をXRP元帳上のイシュアランス(IOU)として発行する
  • ③発行された資産はXRP元帳上でプログラム的に信頼できる資産として活用できる。

≫FlareネットワークによるXRP元帳上資産の発行

✅CBDCプライベート元帳の活用

上記のような議論にかかわらず、直近のRipple社の発表によると、次のとおり。

≫CBDCのニュートラルブリッジ
≫XRP元帳でStablecoinsを発行する

これは、簡単に言えば中央銀行や商業銀行がXRP元帳上のゲートウェイ機能を提供するものであり、本質的に効率性の高いFX交換の手法を提供する可能性があります。

XRPエコシステム

https://twitter.com/thinlyspread_/status/1350534937250770945/photo/1

→たとえば、CBDCプライベート元帳上にXRP担保資産を発行する場合には、XRP元帳はあくまでMM(マーケットメイカー)の資産リバランス用元帳になるか?

≫価値のインターネットIoVにも関連性

 

→理想的には、

  • ①中央銀行の準備金により、CBDCを発行・償還
  • ②MM(マーケットメイカー)は、価値のパケット(対XRP価格レート)を相互に送信し、XRPにより即時決済をおこなう。※パスファインディング機能により、最適な経路が選択される。
  • ③受信先でCBDCは償還される

つまり、✅Aさんが日本円→米ドルの経路で国際送金をする場合

  • ①Aさんの日本円は、日本円CBDCに変換され、マーケットメイカーに送信される。
  • ②ILPネットワーク上の日本円MM(マーケットメイカー)は日本円CBDCの対XRPレートを提示する
  • ③ILPネットワーク上の米ドルMM(マーケットメイカー)は米ドルCBDCの対XRPレートを提示する
  • ④パスファインディングにより最適経路で日本円パケット→米ドルパケットの経路をとおり、BさんのマーケットメイカーにUSDパケットの価格レートに対応するXRPが流れつく。
  • ⑤受信者のマーケットメイカーは、Bさんに米ドルの支払いをおこなう。

この時、CBDCの発行元帳として、Ripple:CBDCプライベート元帳が活用される可能性がある。

 

 

 

xrp-chat スレ主参考文献

 

 

 

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